コンテナターミナルの役割
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陸海一貫輸送の要としてのコンテナターミナル

コンテナターミナルは、海上輸送と陸上輸送という異種輸送機関を結ぶ接点であり、この接点においてコンテナを迅速・安全・効率的に積み替える作業を行う陸海一貫輸送の要ともいうべき重要な役割を担っている。

コンテナの種類

ドライコンテナ

一般貨物用密閉型コンテナ。通常コンテナの側壁上部に通気孔を設置したものが多い。最も一般的なもので、汎用性に富む。ドライコンテナに積まれている積荷はカートン(段ボール箱)を中心に多種多様である。

輸送貨物例
電機製品 自動車部品 綿 羊毛 コーヒー タイヤ
種類 20フィート型 40フィート型 40フィート型
(背高タイプ)
外法寸法 長さ 6.1m 12.2m 12.2m
2.4m 2.4m 2.4m
高さ 2.6m 2.6m 2.9m

冷凍コンテナ

通常冷凍機を利用して、積荷に対する所定温度が保持できる冷却設備を施してあるコンテナ。冷却装置の設備の仕方により、別置式と内蔵式冷凍コンテナとの2種類があり、-25℃~+25℃の範囲で自動調整ができる。輸送中、一定の低温を必要とする貨物や温度変化に敏感な貨物に適す。

輸送貨物例
青果物 魚肉・獣肉 生鮮冷凍食品 植物 精密機械 薬品
種類 20フィート型 40フィート型 40フィート型
(背高タイプ)
外法寸法 長さ 6.1m 12.2m 12.2m
2.4m 2.4m 2.4m
高さ 2.6m 2.6m 2.9m

フラットラックコンテナ

ドライコンテナから屋根および四周の側板を取り除き床構造と四隅の角柱のみのコンテナ。貨物の積み下ろしの時のみ屋根四周の側板を取り外すものもある。鋼材、木材、パイプ等の長尺物、機械プラントのようなかさ高貨物や重量貨物に適し、上方および横方面から荷役ができる。

輸送貨物例
建設機械 変電所用
トランス
巨大タイヤ
種類 20フィート型 40フィート型
外法寸法 長さ 6.1m 12.2m
2.4m 2.4m
高さ 2.6m 2.6m

その他のコンテナ

その他、バルクコンテナ、オープントップコンテナ、タンクコンテナ等がある。

指定保税地域としてのコンテナターミナル

指定保税地域であるコンテナターミナルは、外国貨物の一時保管場所としての機能を持っており、関税法上の自主管理制度を利用し、貨物の搬出入を管理している。

自主管理制度(自主記帳)

税関長が貿易の管理状況その他の事情を勘案して取締上支障がないものとして指定した保税地域について実施される制度で、管理者が貨物の搬出入について自主記帳を行い、貨物の出し入れの都度、税関に搬出入届を提出することを要しないこととされている。(関税法第31条第1項)

指定保税地域

指定保税地域とは国または地方公共団体等が所有し、または管理する土地または建設物その他の施設で、開港または税関空港における税関手続きの簡易かつ迅速な処理を図るため、外国貨物の積卸し、運搬または一時蔵置ができる場所として財務大臣が指定したものをいう。同地域では、貨物の内容点検、改装、仕分け等も行えるが、貨物の蔵置期間は1ヶ月と定められている。我が国では1952年に創設された。

コンテナ保管・受け渡し・修理場所としてのコンテナターミナル

コンテナターミナルに返却されたコンテナは、次の使用に耐え得るか点検し、必要に応じ内部の清掃・洗浄や破損部分の修理を行い、貨物の安全輸送のため、容器としてのコンテナを常に良好な状態に維持している。

梱包とバンニング

貨物をコンテナに積込むことを「バンニング」、逆にコンテナから貨物を出すことを「デバンニング」と言う。コンテナ化することにより、従来型のような木箱による厳重な梱包や、防湿対策を簡易化できる等、効率化を図ることができる。

コンテナターミナルの構造(断面図)

  • 水深 15m
  • ガントリークレーンアウトリーチ 50m
  • ガントリークレーン高さ 66.7m
  • トランステナー内幅 33m
  • トランステナー高さ 20m
  • コンテナ最大積載数 5段
  • 無人化ゲート高さ 4.4m
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