JA / EN

JA / EN

宇徳のヒト 物流(重量物輸送チーム)

電力インフラの整備に携わり、日本とタイの産業発展に寄与

国際物流営業部 重量物輸送チーム アシスタントマネージャー 岡山 賢文
国際物流営業部 重量物輸送チーム アシスタントマネージャー 岡山 賢文

これまでの仕事で強く印象に残っているのは、2011年から赴任したタイとミャンマーでの業務です。タイでは発電プロジェクト輸送案件に携わり、客先であるエンジニアリング会社のプロジェクト事務所に籍を置いて、2年間で7箇所のSPP(Small Power Producers)向け発電設備の輸送について、見積もりから実輸送のコーディネートまでを担当しました。このプロジェクトの目的は、多くの日系企業の工場があるバンコク近郊の工業団地への電力供給で、電力という社会インフラの整備に関わり、タイと日本の産業発展に大いに貢献できたと考えています。

その後はミャンマーにて当社の拠点を築き、現地法人の運営にも携わりました。当時のミャンマーは民政移管後の成長期で、インフラ整備が追い付いていなかったことから常に電力不足の状態で停電が頻発していたほか、外資規制の影響もあり必要な生活用品や資機材の購入も容易ではない状況でした。

また当時のミャンマーには、大型貨物を輸送するために必要な大型クレーンや特殊輸送車両がなく、潜在的なプロジェクト案件に対して見積もりを作ることもできないといった状況でした。最終的に現地物流企業と手を組むことになりましたが、合併会社の設立交渉の経験はなかったため、周りの協力を得つつ、自分自身多くのことを学びながら何とか形にしました。成果を上げることは容易ではないと、改めて実感した仕事でした。

自分たちの役割を全うしてミライに貢献したい

国際物流営業部 重量物輸送チーム アシスタントマネージャー 岡山 賢文

2018年 UTOC MULTIPACK MYANMAR CO.,LTD.調印式にて(本人前列左端)

すべての輸送は、誰かのミライのために行われているものだと考えていますが、我々の仕事の範囲ではその先を見る機会は多くありません。

ただ普段の生活の中でも、たとえばスイッチを入れて明かりがついたとき、その背後には発電所に設備を輸送する我々の仕事があり、陰ながら社会に貢献しているのだと実感しています。

この先、IoTやAIが発展したとしてもモノが動くことはなくならず、ミライを作っているのはモノを動かしている我々なのだと思っています。社会に胸を張れる仕事に誇りを持ち、これからも自分たちの役割を全うしてミライに貢献していきます。

取材:2020年5月

BACK TO TOP