プラント事業
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Our Business プラント事業について

プラント事業について

高い技術と経験を武器に、
同じ条件がひとつとしてない
現場に挑み続ける。
それが、私たちプラント事業です。

宇徳は、「動かす」ことに関わるさまざまなサービスを展開している会社です。たとえば、港に船が着いて荷物を降ろすとき、巨大な機械や構造物を遠くの現場まで運ぶとき、さらにはそれらを正確に据え付けるとき——そんな“動かす”のすべてに関わっているのが宇徳です。

事業は大きく3つに分かれており、港湾での荷役や保管を担う「港湾事業」、トラックや倉庫を活用してモノを届ける「物流事業」、そして大型設備や機械を輸送・据付し、工事まで行う「プラント事業」が柱です。

このうちプラント事業は、宇徳の高度な技術力と長年の経験が最も発揮される事業です。その理由は、一つひとつの現場が異なり、運ぶ対象も数百トン〜数千トン級の巨大構造物であることが多く、現場に合わせた緻密な計画と専門的な知識が欠かせないからです。たとえば、道路の強度や曲がり具合、設置場所の寸法、安全対策などをすべて加味して設計を行い、輸送から据付、現場管理までを一貫して担います。また、クライアントは電力会社や大手プラントエンジニアリング会社、橋梁メーカーなどプロフェッショナルな相手が多く、高い品質と信頼性が求められます。だからこそ、宇徳の総合力が問われる、最もチャレンジングでやりがいのある領域なのです。

Feature プラント事業の特徴

  1. プラント事業の特徴

    01. 「重量物輸送」のプロフェッショナル

    学生のみなさんにはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は私たち宇徳は業界内では「重量物の宇徳」として広く知られています。1890年の創業以来、電力やプラント関連の分野で多くの実績を積み重ねてきました。国内では発電所や製鉄所、工場ライン、橋梁など、社会インフラを支える大規模な設備の輸送・据付を数多く手がけています。とくに原子力分野では、40年以上にわたり現地に事務所を構え、福島第一原発や東海村の研究施設などで、修繕作業や特殊装置の設置に対応してきた実績があります。また、放射線治療機器や陽子線治療装置など、医療機器の搬入据付にも関わるなど、専門性の高いプロジェクトでも力を発揮しています。

  2. 輸送・設置を支える多彩な特殊車両・機材を自社で保有

    02. 輸送・据付を支える
    多彩な特殊車両・機材を自社で保有

    宇徳の強みのひとつは、多彩な特殊車両や機材を自社で多数保有していることです。中でも主力の「スーパーキャリア」は多軸の特殊車両で、数百トン規模の構造物を高精度かつ安全に輸送することができます。各軸輪が個別にステアリング・駆動・昇降を制御でき、重心バランスを取りながら狭小地でも自在に移動が可能なため、発電設備や橋桁などの超重量物輸送に最適です。ほかにも、重量機器をその場で昇降できる「テーブルリフト」や、限られたスペースでの作業に適した油圧式のリフティングデバイス「スーパーリフト」など、用途に応じて多様な機材を使い分けています。こうした設備と技術力の組み合わせが、現場ごとの最適な対応を可能にしています。

  3. 社会インフラを支えるプロジェクトの一翼を担う

    03. 社会インフラを支えるプロジェクトの一翼を担う

    宇徳のプラント事業は、輸送だけでなく、プロジェクトの初期段階から設計・計画・施工管理まで一貫して対応しています。対象となるのは、たとえば「石油化学・化学プラント設備」「火力発電設備」「原子力発電設備」「風力発電設備」、「交通インフラ設備(おもに橋梁架設・撤去)」など、多岐にわたります。こうした社会にとって不可欠なインフラの現場で、宇徳は長年の経験と最新機材を活かし、安全かつ高精度な施工を実現しています。単なる運び屋ではなく、エネルギーや産業の根幹を支える技術者集団として、重要な役割を果たしています。

  4. 海外でも通用する技術力と実行力

    04. 海外でも通用する技術力と実行力

    宇徳は国内での豊富な実績をもとに、海外でも積極的にプロジェクトを展開しています。とくに東南アジアでは、シンガポールやタイなどに拠点を持ち、現地のグループ会社と連携しながら、重量機器の輸送・据付、プラント設備の建設、さらには定期修繕工事まで幅広く手がけています。現地の気候や地盤状況、法規制など、それぞれ異なる条件に柔軟に対応しながら、高い品質と安全性を確保する施工力が評価されています。また、石油化学プラントや大型の発電設備だけでなく、世界最大級の観覧車の組立といったユニークな案件にも携わってきました。今後も現地のニーズに応えながら、海外での実績と信頼をさらに広げていきます。

Vision プラント事業の向き合う未来

宇徳グループでは、商船三井グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づき、社会インフラの一翼を担うプラント事業への注力を進めています。市況の影響を受けやすい船舶関連事業に対し、社会の持続可能性を支えるプラント分野は、より安定した基盤として成長が期待される領域です。 近年では、脱炭素や新エネルギーへの関心の高まりを受け、洋上・陸上風力発電施設や、火力からのエネルギー転換に関連するプロジェクトへの対応力を強化。福島の原子力関連工事や橋梁といった既存のインフラ整備案件にも引き続き取り組み、自社機材を活用した、総合的な技術力を発揮しています。 また、将来的な成長が見込まれるアジア市場にも注目し、投資を進めています。すでに事業基盤を築いているシンガポール、タイ、マレーシアに続き、経済成長が著しいインドにも進出し、2024年3月には現地法人「UTOC INDIA PRIVATE LIMITED」を設立しました。今後は当社の技術と経験を活かしたプラント工事や機械の輸送・据付に加え、インド製の重量物を他国へ運ぶ事業への参入も視野に、本格的な営業活動を始めていく予定です。 「環境への取り組み」と「社会インフラの整備」という2つを柱に、宇徳のプラント事業は、未来の暮らしを支える仕事に挑戦し続けています。