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宇徳のヒト 港湾(有明ターミナルチーム)

安全輸送に不可欠なダメージプリベンション(事故防止)

港運部 有明ターミナルチーム アシスタントマネージャー 山田 真人
港運部 有明ターミナルチーム アシスタントマネージャー 山田 真人

2010年から2014年の4年間、私は自動車を輸送する船会社に出向し、船積みプラン作成及び他港への現場立会い(スーパーバイジング業務)を経験しました。入社時から横浜港で本船荷役作業の現場監督業務(フォアマン業務)に携わっており、約4,000台近くの自動車が積載可能なPCTC(Pure Car & Truck Carrier)と呼ばれる自動車運搬船に船内のスペースを余すことなく自動車を限られた時間内に無事故で積んでいく作業に携わっておりました。このフォアマン業務を通じて貨物の安全輸送に不可欠な各員の連携の重要性を学びました。

この経験を活かして出向先では海外を含む各港の現場サイドと協力・連携をして貨物の安全輸送をする「ダメージプリベンション(事故防止)」を追求しました。船積みされてから陸揚げされるまでの過程を把握し、貨物を安全に輸送するためには多くの人達の協力や努力の下で成り立っていることもわかりました。

「モノを動かす」輸送業務。その安全を支えるダメージプリベンションは物流の当たり前を支える存在なのです。

モノを動かすプロ集団としてのプライド

港運部 有明ターミナルチーム アシスタントマネージャー 山田 真人

現在、私は有明ターミナルにて国内向けの船に貨物を揚げ積みする際の現場監督業務(フォアマン業務)をしています。取扱い貨物は雑貨、飲食物、化学品、紙、鋼材、機材等の多岐に渡っており、シャーシーと呼ばれる台車にトラクターヘッドを連結させて岸壁から船内へ揚げ積み作業をしています。

昨今のコロナ禍で経済的に厳しいとの報道が多いのですが、そうした状況下でも有明ターミナルには毎日船が入港して本船荷役作業が滞りなく行われています。日々作業を行う中で改めて、物流は社会インフラの基盤を支える重責を担っていることを痛感しました。荷役作業が無事に終わり(モノを動かし)、船が出港して日本各地にいる方々の手元に貨物が届き、その方々の生活や経済を支え、生み出している(ミライをつくる)ことを肌で感じています。

これからもモノを動かすプロ集団としてのプライドを持ち、お客様に満足して頂くよう精進していきます。

取材:2021年2月

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